建物名よみ:びぶり
設計:建築モード研究所。 改修設計:キャンプサイト 竣工:1972年
構造:鉄筋コンクリート造  ・ 地上 3階建て  (地下 1階)  
延床面積:3521m2
主な用途:コミュニティをテーマにするコモンプレイス
所在地:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町2-1-1

見学の可否:敷地内の見学可能
駐車場:有料駐車場あり
https://bibli.jp/

大宮氷川神社参道脇に1972年から立ち続けてきた旧大宮図書館がコモンプレイスとしてリノベーションされた。建築モード研究所設計による角張った直線が強調されているデザインが時代の空気を感じさせる。改修は最小限にしているようで、階段の多い建物内空間をどう楽しむのかは知恵と心配りがポイント。残された階段の手すりなどは見ごたえがある。今回、公民連携の事業として10年間の借り上げ期間を戸田建設・バイクロアなど4社がコンソーシアムを組成して取り組む。2021年12月19日にオープンしたが、徐々にお店などが出そろうのは2022年春ごろだろうか。既に、開店しているオーガクック食材やゲームの部屋はなかなかおしゃれであり、主張もはっきりしている。このプロジェクトは大宮の街を活かしていくコミュニティをテーマに提案されている。

維持管理、運営の特徴

 所有者と運営団体:さいたま市 管理・運営団体:戸田建設  

4つの法人がコンソーシアムを構成している。戸田建設:コンソーシアム代表企業。戸田ビルパートナーズ:安定感のある施設管理を行う。バイクロア:秋ヶ瀬公園で自転車のイベントを開催している。初の常設拠点を軸に自転車を活用するコミュニティづくりに取り組む。キャンプサイト:施設の企画・設計から運営まで担当。

 

周辺の見どころ

長い氷川参道の沿道が面白い。新築やリノベーションしたお店などが次々と立地している。さいたま新都心駅から氷川神社・大宮公園を経て、東武線・大宮公園駅までの散策コースはお薦め。更に、盆栽村を愉しんでJR土呂駅までは健脚者向き。別コースで、第2大宮公園・見沼田んぼに出て広々とした環境を味わい大宮体育館へ足を伸ばしてみても面白い。春の第2大宮公園の梅林は見どころ。


写真:若林、STEP-image太田