比企丘陵の山の上に金属的な表情の高い塔が空に向かって聳えている。鳩山ニュータウンは1970年代当時最高水準のニュータウンとして開発された。現在も高級住宅地として知られている。しかし、最近は高い高齢化率・空き家率によるコミュニティの衰えがめだってきた。タウンセンター1階の店舗撤退後に現在、鳩山町が「鳩山町コミュニティマルシェ」を開設し、RFAが指定管理を受託しコミュニティ再生活動を多様な視点から取り組んでいる。タウンセンターは求めていた都市的な香りを失わずに、新たな役割を担おうとして立ち続けているようだ。
維持管理、運営の特徴
所有者と運営団体:鳩山町。指定管理者:RFA
鳩山町コミュニティマルシェはニュータウン内外から共通する課題に取り組んでいる人たちと組みながら、多彩な活動をしている。空き家を「鳩山ハウス」として管理運営し、「ニュー喫茶 幻」として活用しているアーティスト達の活動に注目。沸々と発酵していくような活動がこれからどんな香りを醸していくのか目が離せない。美味しい昼食を用意しながら、まちおこしカフェ、シェアオフィスなどの運営を軽快な足どりで取り組んでいる。なお、下段に掲載されている建物写真4点はRFAから提供いただいた。
周辺の見どころ
比企丘陵のきめ細かな地形の至る所に訪ねたい場所が点在している。東武東上線高坂方面駅からの沿道には大東文化大学、埼玉県立こども動物自然公園、平和資料館、坂東札所岩殿観音観音堂などが立地している。
写真提供:RFA 写真:若林