建物名よみ:こうのすしかわさとふるさとかん
設計:相田武文設計研究所。相田武文(1937年~ ) 竣工:1993年
構造:鉄筋コンクリート造、鉄骨造  ・ 地上 2階建て  
延床面積:3212.49m2
主な用途:図書館、福祉センター、教育支援センター。当初は、保健センター、郷土資料館、コミュニティセンターがあった。
所在地:埼玉県鴻巣市大字関新田1300

見学の可否:敷地内の見学可能
駐車場:施設利用者専用 無料駐車場あり
https://www.city.kounosu.saitama.jp/kosodate/gakko/1455525778221.html
メディア等紹介履歴:【新建築1994年7月号】【建築設計資料58「地域の複合文化施設」】

農村地帯の中に、新たな生活・文化の拠点として整備された。アート作品のようなシンボル性の高い建築。いつ行っても敷地内はきれいに維持されており、老朽化も一部目立つが、「非日常的」な空間が保たれている。 全体の敷地計画は、東西方向に建物や壁、柱などがいろいろな間口で、「平行系を用いた多様な日本的な風景の展開」をしている。そして、南にある駐車場からの歩道が真っ直ぐに伸び、中間で幅広のバザール通りと直行する。 設計者の選定は、埼玉県建築設計候補者選定委員会による指名プロポーザルコンペにより行われた。1994年度彩の国景観賞を受賞している。

維持管理、運営の特徴

 所有者と運営団体:鴻巣市  
過去の大規模改修など:市町村合併により、建物の位置づけが変わり、それに伴い建物用途も入れ替わっているが、図書館と福祉センターは当初からある。

 

周辺の見どころ

隣の敷地には同じ建築家による半円形の弧を描いた保育園が立つ。少し離れた県央みずほ斎場も同じ設計者。


写真:若林