2つの棟が巨大なモールを挟んでいる特徴的な建築。伊奈町に建設されたニュータウンの先行プロジェクトして隣接する伊奈総合高等学校に次いで建築された。ボランティア、女性達の活躍を図るなど県民活動を総合的に支える施設として計画され、宿泊施設、ホール、数多くの学習室、体育館、グラウンドなどが整えられていて、年間の利用者は多い。利用者目線に立った使いやすい施設を目指し、省エネルギー対策、ユニバーサルデザインなどの最新の考え方を踏まえて、施設内の改善を着実に進めている。
維持管理、運営の特徴
所有者と運営団体:埼玉県。指定管理者:財団法人いきいき埼玉
過去の大規模改修など:利用者目線でトイレや宿泊施設などのユニバーサルデザイン化や照明のLED化に順次取り組んでいる。
多彩な県民活動を支援する総合的な取り組みをしている。シルバー人材センター連合、埼玉市民活動サポートセンターネットワークなど県内を広くカバーしている。交通の便が悪い立地を逆手にとって運営にはいろいろと工夫している。県民が開催する大規模なイベントが年間を通じて頻繁に開催されている。設備の整ったグラウンドや体育館があり、スポーツ関連の合宿なども利用されている。先ごろ、シニア県民向けの学習の仕組みを再編し未来大学を開校した。
周辺の見どころ
伊奈特定土地区画整理事業(施行面積約225ha)が施行されて、全域にわたり地区計画が指定されている。また、伊奈モデルタウンとして先行的な住宅街区が整備され、成熟した戸建て住宅地の景観を形成している。区域内の伊奈町町政施行記念公園のバラ園が有名。
写真:若林