さいたま市内の落ち着いた住宅地に取り囲まれた静かな境内の本堂。建築当時の最先端技術であったHPシェル4枚を組み合わせ、大空間を実現した。大胆な雨どいのデザインにも驚く。1982年の模様替えで、HPシェルに格天井を張り、本堂の屋根を銅板で覆ったことにより、丸みが加わり柔らかさを帯びた。そして、堂内の平面は正方形で、段差のない平らな床面、平面計画を見直し内部空間を広げた。
維持管理、運営の特徴
所有者と運営団体:(天台宗)西林山 長覚院 浄泰寺
周辺の見どころ
北浦和駅東口から徒歩20分程度、途中、県立浦和高校を通り過ぎ、岩槻方面に向かう主要道路沿いにある。西口には北浦和公園内に埼玉県立近代美術館(黒川紀章氏設計)がある。
写真:若林、STEP-image太田 当時の写真提供:長覚院