明治後期の農家建築である旧廿楽家の主屋を改造した。広い敷地内には前庭や屋敷林、長屋門、新たに付け加えられた研修室などがある。主屋は増築や模様替えがあり、また、痛みが相当進んでいたので、大規模な民家再生工事が行われた。現在、1階はお食事処「武蔵野」うどんを提供する飲食店として、2階は音楽などの集まりが出来るスペースになっている。2階の天井を外して見せる木組みは迫力がある。品のある長屋門が訪れる方々を迎えてくれる。
維持管理、運営の特徴
所有者と運営団体:桶川市。指定管理者 アイル・コーポレーション株式会社
埼玉県の農村風景や伝統的な季節ごとの習わしなどをじっくりと味わえる場所である。江戸時代に盛んであった染織の原料となる紅花を栽培したり、地元産の農産物などの販売や近隣住民たちが利用する体験教室などの施設が併設されている。
写真:若林