建物名よみ:かわごえしりつはくぶつかん
設計:戸尾任宏・建築研究所アーキヴィジョン 戸尾 任宏(1930年~ 2011年) 竣工:1990年
構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造及び鉄骨鉄筋コンクリート造  ・ 地上 3階建て  (地下 1階)  
延床面積:3985.97m2
主な用途:博物館
所在地:埼玉県川越市郭町2-30-1

見学の可否:敷地内の見学可能
駐車場:施設利用者専用 無料駐車場あり
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/welcome/kankospot/hommarugotenzone/hakubutsukan/index.html
メディア等紹介履歴:【建築設計資料42】

旧川越城内に立つ。大きな切妻屋根、白い壁、蔵造りの伝統的なデザインを品よく昇華させている。特に、観音扉の階段状の意匠が多く使われている。展示空間はゆったりとして、ぐるりと一回りして見学できる。川越城の大きなジオラマや蔵造りの断面模型が圧巻。隣に立つ川越市立美術館(2002年。坂倉建築研究所)と一体的な景観をつくっている。

維持管理、運営の特徴

 所有者と運営団体:川越市  

川越の町づくりの歴史が分かりやすく展示されている。

 

周辺の見どころ

川越城跡の遺構をじっくりと散策でき、向かいには川越城本丸御殿がある。川越氷川神社、ヤオコー川越美術館(伊東豊雄設計)、川越市立中央図書館(土屋巌設計)や蔵造りの町並みにも近い。特に、市内に複数のシンボル的な建物を設計している保岡勝也が心を込めて設計した旧山崎家別邸は戦前の住宅建築がそっくり残っているので必見。


写真:若林