建物名よみ:なぐりげんきぷらざほんかん
設計:坂倉建築研究所 竣工:1981年
構造:鉄筋コンクリート造、鉄骨造  ・ 地上 3階建て  
延床面積:5123m2
主な用途:集会室、プラネタリウム、宿泊施設
所在地:埼玉県飯能市上名栗1289−2

見学の可否:見学には事前予約と連絡が必要
駐車場:施設利用者専用 無料駐車場あり
http://www.naguri-genki.com/

小学生らの野外活動の場、宿泊施設として活用され、現在は多世代から利用されている。敷地は秩父山地を構成する山の中にある。複雑な地形で、複数の施設が点在している。正面入り口の石垣の佇まいが気持ちを引き締める。宿泊施設・プラネタリウムのある本部棟のデザインは特徴的である。外部の長い壁の端に丸い大きなプラネタリウムがおかれている。外部はコンクリートの堅い壁で、中庭を囲むこの字型の立面は宿泊室の木製ベランダが柔らかな表情をしている。内部の造作は子供たちの活発な活動を受け止めるシンプルなデザイン配慮がされている。

維持管理、運営の特徴

 所有者と運営団体:埼玉県。名栗げんきプラザ指定管理者 名栗フィールズパートナーズ  
過去の大規模改修など:耐震改修を含む大規模修繕が実施された。  

指定管理者が地域資源を活かすことも含めて、工夫しながら運営をしている。野外活動としては地域資源である有間渓谷の釣り場や隣の横瀬町寺坂地区の棚田での米作り体験などができる。当初、埼玉県立少年自然の家として建築された。

 

周辺の見どころ

名栗川の最上流部にあり、川と並行している道路沿いには歴史的建物、橋梁、古民家、カフェ、そして有馬ダム・名栗湖など見どころが多数ある。


写真:若林、STEP-image太田