銀色に輝く丸いドームと広い石畳の広場が印象的。サンピエトロ寺院の佇まいだ。広場に沿ってカーブして並ぶ柱の列、石畳に描かれている求心的な線や傾斜した広場。建物には色々な種類の大理石がふんだんに使われている。プラネタリウムがある棟の白い大理石の階段は踊り場で上を見上げてほしい。市民からの寄付を受けた少女像が所々に大切に飾られ、大小ホールの座席も贅沢な生地を使用している。全体として窓の位置は低く、視線が下に向くようにデザインされている。外国へのあこがれを素直に現し1980年代の雰囲気を伝えていると思うが、古臭くはない。広場は特撮映画やコマーシャルの背景になっていた。
維持管理、運営の特徴
所有者と運営団体:久喜市。指定管理者:(株)ケイミックスパブリックビジネス
中高校の吹奏楽の大会が毎年開催されている。新型ウイルスの日々だが、ピアノの演奏をホール貸し切りで行うなどの工夫を凝らしている。 施設内見学は有料となる場合もあり、許可なしの建築撮影は不可。
周辺の見どころ
この地区には、久喜市役所、埼玉県立久喜図書館がまとまって立地している。近くには久喜市総合運動公園もある。久喜駅からの町並みの先にドームが見えると、ここはどこなのかとビックリ。




写真:若林