建物名よみ:さいのくにふれあいのもり しんりんかがくかん・しゅくはくとう
設計:片山和俊+DIK設計室 (片山和俊 1941年~ ) 竣工:1994年
構造:木造、鉄筋コンクリート壁  ・ 地上 2階建て  (地下 1階)  
延床面積:2431.11(宿泊棟1148.09㎡。科学館:999.96㎡。コテージAタイプ:5棟×33.38㎡。Bタイプ:3棟×3棟×31.33m2
主な用途:展示研修施設
所在地:埼玉県秩父市大字中津川地内

見学の可否:敷地内の見学可能
駐車場:施設利用者専用 無料駐車場あり
http://www.chichibu.ne.jp/~furemori/
メディア等紹介履歴:【新建築1994年7月号】【建築設計資料 61木構造(1997年)】【彩の国景観賞(1996年)】

秩父山地の深い谷間、中津川の最上流部に立つ。円形の宿泊棟を敷地の一番奥に配置し、自然への結界とすることを意図したという。宿泊棟「こまどり荘」の半径18.5mの建物は中国の客家の建物をイメージさせる。 森林科学館の建物内を貫く軸線は杉丸太による樹状構造で、森林の中に迷い込んだような清々しい印象を与える。

維持管理、運営の特徴

 所有者と運営団体:埼玉県。指定管理者:公益社団法人埼玉県農林公社

 

周辺の見どころ

 彩の国ふれあいの森は、荒川上流の奥秩父、中津川の水源地域に位置し、森林や林業について理解を深める場として整備された。「埼玉県森林科学館」と「宿泊施設こまどり荘」を中心とした拠点施設と、中津川県有林(約3,000ha)を森の持ち味を生かして区分した「七つの森のゾーン」から構成されている。この県有林は本多静六博士が寄付した森林が基になっている。トレッキングや木工体験、のんびりと豊かな自然にどっぷりとつかるなどいろいろな過ごし方ができる。


写真:若林