建物名よみ:かわぐちしぐりーんせんたーだいおんしつ
設計:伊藤喜三郎建築研究所 竣工:1968
構造:鉄骨造  
延床面積:水生温室196㎡、サボテン温室495㎡、熱帯温室761㎡m2
主な用途:温室。
所在地:埼玉県川口市新井宿700

見学の可否:敷地内の見学可能
駐車場:施設利用者専用 無料駐車場あり
http://greencenter.1110city.com/index.html
メディア等紹介履歴:【新建築1968年3月号】

広々した見通しの良い広場の先に王冠を思わせる角(つの)のある温室が立つ。熱帯温室(高さ17メートル)では熱帯植物が大きな空間に青々とした葉を茂らせている。水生温室を挟んで、後ろには角(つの)の角度の違うサボテン温室(高さ9.5m)が並び、様々な種類のサボテンが栽培されている。これは女王にかぶせる王冠を思わせ、一目でわかるシンボル的な施設である。また広大な敷地には同じく伊藤喜三郎が設計を手掛けた大集会堂「シャトー赤柴」もある。

維持管理、運営の特徴

 所有者と運営団体:川口市  
過去の大規模改修など:現在、大規模な再整備を進めている。それに伴い温室の見学は令和4年3月31日までになる。  

 

周辺の見どころ

県立安行武南自然公園の起伏に富んだ地形の当該区域は植木の産地として有名であり、埼玉県花と緑の振興センターなども近くにある。社寺仏閣や史跡などが多くあり、季節を楽しむ散策の場である。利根川から取水し埼玉県を縦断してきた見沼代用水の「見沼代用水東縁」がグリーンセンター脇を流れ、桜並木越しに温室が聳えている。


写真:若林、STEP-image太田