隣にある笠原小学校の活動的な建物雰囲気とは対照的に、静かな雰囲気を湛えている建物。大きな屋根が、広々した室内を包んでいる。入り口を入ると、展示ホール、更に奥にホールがあり、映画や音楽の鑑賞会が毎月開催されている。開架の低い棚が並んだ室内は落ち着いた雰囲気であり、ベランダに出てみると日本工業大学生たちが制作した椅子が並んでいる。水路を隔てた新しい村のほっつけ田んぼから見る外観は四季折々の風景に溶け込んでいる。
維持管理、運営の特徴
所有者と運営団体:宮代町、指定管理者:株式会社図書館流通センター
指定管理者である株式会社図書館流通センターが1期5年間の指定管理期間を3期務めている。子供たちへの読み聞かせ会などを定期的に開催しているほか、ホールで市民の方々が運営に協力しながら音楽会や映画会を、市民が制作したアート作品展示などがギャラリーで行われている。
周辺の見どころ
東武動物公園駅から進修館、笠原小学校、図書館、新しい村をぐるりと回る約2時間の散歩コースはお薦め。東武動物公園にも寄ると1日コース。象設計集団が進修館に続いて設計した笠原小学校と隣接している。小学校は教育の場であるので常時見学はできないが、手続きを踏めば見学可能。新しい村の中には野生植物の保全活動をしている市民たちが丁寧に管理している野草保全地などがある。
写真:若林