山頂にすくっと立っている天文台建物。国立堂平観測所は1962年から観測を開始し、2000年に閉鎖した。標高876mの山頂にあり、関東平野と秩父盆地が一望できる。閉鎖後、堂平天文台はときがわ町に譲渡され、町は「星と緑の創造センター」として、屋外活動の場を整備した。観測ドームには、91cm反射望遠鏡があり、定期的に観望会を開催している。このドーム内には宿泊できる客室もある。観測ドームの屋根は銅板葺きであり、三井造船が施工したという。山頂に展開しているセンター内には、ログハウス、バンガロー、モンゴル式テントなどがある。山歩きやサイクリングを楽しむ人たちが多数訪れている。
維持管理、運営の特徴
所有者と運営団体:ときがわ町。運営団体は星と緑の管理委員会。
指定管理者である星と緑の管理委員会は地元の住民たちが運営している。高齢者たちの雇用の場にもなっている。
周辺の見どころ
この山はパラグライダー、サイクリングのメッカである。また、慈光寺下から堂平までのハイキングコースが整備されて、山歩きを楽しむ人たちも多い。
写真:若林