農村地帯の中に、新たな生活・文化の拠点として整備された。アート作品のようなシンボル性の高い建築。いつ行っても敷地内はきれいに維持されており、老朽化も一部目立つが、「非日常的」な空間が保たれている。 全体の敷地計画は、東西方向に建物や壁、柱などがいろいろな間口で、「平行系を用いた多様な日本的な風景の展開」をしている。そして、南にある駐車場からの歩道が真っ直ぐに伸び、中間で幅広のバザール通りと直行する。 設計者の選定は、埼玉県建築設計候補者選定委員会による指名プロポーザルコンペにより行われた。1994年度彩の国景観賞を受賞している。
維持管理、運営の特徴
所有者と運営団体:鴻巣市
過去の大規模改修など:市町村合併により、建物の位置づけが変わり、それに伴い建物用途も入れ替わっているが、図書館と福祉センターは当初からある。
周辺の見どころ
隣の敷地には同じ建築家による半円形の弧を描いた保育園が立つ。少し離れた県央みずほ斎場も同じ設計者。
写真:若林