旧七つ梅酒造の西蔵を活用したミニシアター。「県北にミニシアターを!市民の会」が1999年に立ち上がってから紆余曲折を経て、広い大きな酒造敷地の一角にできた。高い煙突が目印で、通りに面して店蔵と土蔵がどっしりとした表情を向けている。敷地内には映画の撮影場所によく使われる風景が残っている。シアター内の空間は、古丸太を見せながら懐かしい雰囲気を醸している。
維持管理、運営の特徴
所有者と運営団体:運営団体:認定NPO法人市民シアター・エフ。
映画文化に親しんでいる多くの市民が映画鑑賞や寄付などをして支えている。また、映画界にもファンが多く、映画のロケ地としてよく使われている。土地区画整理事業区域内にあり、今後大きく環境が変化することが予想される。
周辺の見どころ
敷地内にはいろいろな店舗がある。古本屋、飲食店、カフェ、木工所、瓦製作所などが独自に営まれていて、全体として一般社団法人まち遺し深谷が経営している。旧中山道沿いには、煉瓦を使用している町家が残っている。また、渋沢栄一ゆかりの多くの事績が郊外の農村部に点在している。
写真:若林