成熟した住宅街に溶け込んでいくように、建物が面している住宅地への配慮、水路に沿ってカーブしている立面の様子など、きめ細かなデザインがなされている。建物は柔道場、剣道場、弓道場から構成されている。内部は打ち放しコンクリートの構造がそのままで、体育館らしい簡潔なデザインだが、気配りのきいたデザインを随所に見つけることができる。
維持管理、運営の特徴
所有者と運営団体:春日部市 指定管理者:株式会社アイルコーポレーション、株式会社オーエンス、東武緑地株式会社
周辺の見どころ
春日部駅から続く藤棚の最終地点付近で、大沼公園は直ぐ近く。建築当時は田んぼの中に立っていたが、その後周りは宅地化していった。豊春地区公民館は同じ設計者。
文:若林祥文 写真:若林祥文、STEP-image太田まさお