小京都と呼ばれている古い街並みが形成されている街中の複雑な敷地を上手に活かしている。切妻屋根の平入、白壁、そして、路地のような通路など、街の構造を建物内に取り込んでいる。地下1階、地上2階の立体的な空間構造でありながら、いろいろなアルコーブ的な空間を体験できる場のデザインをして、豊かな空間を創っている。地下1階にはギャラリーがあり、図書館以外の利用者も多数来館している。図書館としての機能も充実していて、町の文化の拠点になっている。
維持管理、運営の特徴
所有者と運営団体:小川町
図書館が街のギャラリーとして使われている。
周辺の見どころ
小川町和紙体験学習センター(昭和11年築)や国登録有形文化財の割烹旅館二葉などの他、玉成舎や石倉を改修したコワーキングロビー NESToなど古民家をリノベーションした事例が増えている。
写真:若林