1937年頃に建設された陸軍大佐の居宅部分を中心に戦後の増築と改修を経て現在に至る。2003年には「国土の歴史的景観に寄与」する建造物として国の有形文化財に登録された。改修設計は三浦功が手掛けた。春には所蔵するひな人形を展示するひなまつりが行われ、期間中の一般公開(6日間)の際に、一部見学が可能である。
維持管理、運営の特徴
所有者と運営団体:有限会社 二木屋
過去の大規模改修など:会席料理店を本格化する際、内装の一部を改修した。
文化財の価値を維持するとともにその利活用を通じ、発展させるための取り組みが継続的になされている事例のひとつとして注目される。
周辺の見どころ
建物が立地する場所は、その周辺を含めて旧与野町(後に与野市)大字大戸であったが、昭和初頭に行われた浦和耕地整理に含まれた一角にあり、浦和と一体的な開発が意図された様子が窺われる。






写真:STEP-image太田